つぐもん統合型情報流通プラットフォーム:事業計画書
1. 概要
「つぐもん」は、掲示板・アップローダー・アンケートの3機能を中核に据えた統合情報サイトであり、これらの機能をエネルギー(J)という仮想的な価値単位で結びつけた全く新しい情報流通の仕組みを提供する。ユーザーはエネルギーを消費して行動し、他者から「いいね」などの評価を受けることでエネルギーを獲得できる。サイト内ではエネルギーの売買も可能であり、広告視聴や購入によっても補充できる。将来的にはこのエネルギーを暗号通貨と交換する仕組みも導入する計画である。
2. 主な機能と特徴
- 掲示板:コメントには1Jを消費。URLは自動的に抽出・解析され、リンク情報が付加される。
- アップローダー:ファイルのアップロードとダウンロードにエネルギーを必要とし、ファイル所有者に報酬としてエネルギーが配分される。
- アンケート:ログイン不要で回答可能だが、回答者の傾向や人気アンケートの把握も行う。
- エネルギーシステム:コメント・アップロード・ダウンロード・リアクション等の行動にエネルギーを消費。浮動小数点で管理し、マイナスも許容される。
- GIP端末:30J未満の場合、1日10Jまで無料配布。広告視聴でも10Jまで取得可能。
- ユニット:アカウントに紐づいた仮想人格。コメント時にユニット名が表示され、GIP端末と組み合わせてペルソナを表現。
3. マネタイズ計画
- エネルギーの販売(1J=1円を基準とし、将来的に変動)
- 広告視聴による収益(中央集権型広告ページを設置)
- 暗号通貨との交換機能(Ripple等を検討中)
- プレミアムアカウント:広告閲覧で1日20J獲得可能
4. ユーザー成長戦略
- 初期ユーザーへのエネルギー無償配布
- Twitter、Google広告によるプロモーション
- GIP端末利用者向けの限定特典配布
- CloudWorksでの初期コメント募集キャンペーン
5. 不正対策・システム制御
- エネルギーの流通は運営が人力で監視・配布
- 怪しいアカウントに対してはユーザーへ注意喚起
- 将来的にはログ・行動履歴の記録機能を開発予定
6. デザイン・UI課題
- 現状はテキスト主体で視認性に欠ける
- エネルギー残高とサイドバーの常時表示で機能ナビゲーションを強化
- 今後、デザイナーを雇うための資金確保を目指す
7. 今後の展望
エネルギーと暗号通貨の直接交換により、ユーザーの労働価値を経済的価値に変換。視覚的UI/UXの改善と、より直感的な投稿・投票体験の実現。日本初の仮想経済循環型ソーシャルサイトとしての確立を目指す。
補足説明
この事業計画は、ユーザー同士の双方向性と報酬インセンティブの融合を目指し、従来型SNSにはない経済的な意味を付加する取り組みである。つぐもんは「行動に価値が生じる仕組み」を可視化し、SNS上の参加者一人ひとりの貢献を経済的なインセンティブとして評価する。これにより、匿名・少額でも活発なコミュニティの維持が可能になる。また、クラウドソーシングによるコンテンツ活性化と、既存ソーシャルメディアとの差別化も目指しており、質の高いコメント・回答が自然と集まる構造を構築する。
さらに、GIP端末という概念により、端末ごとの流通制御が可能となる設計は、アクセス管理や課金・評価システムの精緻化において非常に高い柔軟性を持つ。将来的には、エネルギー残高による機能制限だけでなく、ログイン履歴やアクション実績などをもとにした「信頼性スコア」的な仕組みも検討されている。UI/UXの改善と資金調達が今後の最大課題であり、ユーザーの増加とともに信頼性・価値の高いプラットフォームとして定着することを目指す。